佐川幸義氏に関する主な書籍

深淵の色は -佐川幸義伝-

津本 陽
実業之日本社 2018年 発売

大東流合気武術を究めた天才武術家の生涯と弟子が見た素顔

武道小説の第一人者・津本陽、渾身の遺作

本書301頁に「佐川道場跡地を小平市の合気公園に」という話が書かれています。

透明な力 -不世出の武術家 佐川幸義-

木村 達雄
文春文庫 2008年 発売

触れただけで飛ぶ日本一の武術の秘密

力を加えずに相手が叩きつけられる魔法の武術、大東流合気柔術の後継者ともいわれる著者が、師・佐川幸義の言葉から奥義を探る

文春文庫版は2008年に初版2万部が出版され、現在絶版です。

透明な力 -不世出の武術家 佐川幸義-

木村 達雄
講談社 1995年 発売

本当に素晴らしいものに出会ったとき、人は変わる。
何事か深いものを成し遂げようとするときに必要な精神と肉体のたゆまざる修業。
90歳を超えて今なお、鍛錬を続ける人間の持つ年齢も力も通り越した驚くべき力。
伝説の達人が語り明かす現代の五輪の書。

この本は佐川先生が存命中に書かれた本で、内容は佐川先生ご自身がすべてチェックされた唯一の本です。17刷(2014)まで約4万部が出版されました。この講談社版は現在品切れです。

Transparent Power – The Extraordinary Martial Artist Yukiyoshi Sagawa –

木村 達雄
MAAT Press 2009年 発売

英語版です。

新版 合気習得への道

木村 達雄
どう出版 2018年 発売

2005年11月の初版発行から13年、やむことのない合気探究にともない、「合気について」を大きく改訂。さらに2018年に急逝した作家 津本陽の遺作『深淵の色は 佐川幸義伝』の舞台裏と未掲載エピソード、「佐川幸義顕彰碑」建立の経緯についてを新章として加えた。著者の稽古日誌からの佐川師の語録も増補。

写真は、佐川師の技の未発表写真や、佐川師の遺品から発見された武田惣角の未公開写真など50枚を追加。佐川師のご家族、弟子との写真など、巻末にはアルバムを収録した。

合気修得への道

木村 達雄
合気ニュース 2005年 発売

筑波大学数学系教授として学問の道をきわめる一方、大東流合気武術佐川幸義師範に就き、合気の道をきわめること20年。著者が語る数学研究と合気修行人生、そして師・佐川幸義師範のこと。また、佐川幸義師範の技写真(写真解説:著者)も本書に迫力を添えている。

季刊『道』前身、季刊『合気ニュース』で行なってきた、木村達雄氏への会見をまとめ、さらに氏による合気についての書き下ろし、実弟・佐川廣氏の会見、そして未公開のものを含む所蔵の写真でつづる佐川幸義のすべて。巻末に一部英文訳を収録した。

DAITORYU Vers la decouverte de l’Aiki <20 ans aupres de Maitre Sagawa

木村 達雄
Noisy-sur-École : Budo éd., DL 2010 2010年 発売

フランス語版です。

佐川幸義 神業の合気

『月刊秘伝』編集部編
BABジャパン 2015年 発売

達人技の秘密、知られざる鍛錬術、高弟たちだけに遺した言葉、そして、“合気”とは何なのか…津本陽『孤塁の名人』、木村達雄『透明な力』で知られる伝説の達人、待望の書籍化!空手、剣術など、他武道の名だたる猛者たちまでもがこぞって教えを請うた、不世出の達人、佐川幸義。『月刊秘伝』に掲載された貴重な証言、メソッドの数々を再編集し、ついにその“合気修得”の秘密に迫る決定的な一冊が誕生しました。

孤塁の名人 -合気を極めた男・佐川幸義-

津本陽
文芸春秋 2008年 発売

「合気」を極めた男・佐川幸義。生前に親交があった著者が、資料や弟子たちの証言をもとにその生涯をたどり、神技の正体に迫る

津本氏は佐川先生の伝記小説を二つ書いており、これは最初のものです。

鬼の冠 -武田惣角伝-

津本 陽
実業之日本社 2018年 発売

一瞬の技に生涯を捧げた男!
幕末から昭和を生きた大東流合気柔術の達人、闘いと漂泊の日々。

武道の神髄は合気にあり。
極みを追い続けた生涯。幕末、会津の神主の子として生まれ、明治維新後、会津藩家老をつとめた西郷頼母より大東流の武術を学んだ武田惣角。若き日に武者修行の旅に全国をめぐるが、折しも鹿児島の西郷隆盛が挙兵したとの報が。惣角は西郷軍に参加する覚悟を決めるが…大東流柔術の中興の祖となり、合気を極めた武術家の熾烈な闘いと、漂泊の生涯を描く傑作歴史長編!

鬼の冠

津本 陽
実業之日本社 1987年 発売

天下無双、大東流合気柔術宗家・武田惣角。幕末から85年間を武芸に生き抜いた、その漂泊の人生を活写する津本文学の真骨頂。

これは佐川先生の師・武田惣角先生の話ですが、本書執筆中に津本氏は佐川先生に出会い、内容に影響を受けました。

Wikipedia: 佐川幸義

佐川 幸義(さがわ ゆきよし、1902年(明治35年)7月3日 – 1998年(平成10年)3月24日)は、日本の武術家。大東流合気柔術・中興の祖といわれる武田惣角の直弟子のひとり。

(Wikipediaのアイコンは、Nohat (concept by Paullusmagnus)より)